長崎の郷土料理でもありご当地パンともいえる「ハトシ」の実食レビューです。海老のすり身を食パンでサンドし、衣をつけて揚げた食べ応え抜群のご当地パン。
温めておいしく食べる方法や、ソース・マヨネーズ・ケチャップ・しょうゆ・酢・からし、何が1番合うのか、おいしい食べ方も研究してみました。
ハトシ(ハトシサンド)とは
ハトシは長崎県の郷土料理のひとつで、明治時代に中国から貿易を通じて伝わったとされています。
食パンの間に海老のすり身を挟んで油で揚げたもので、おかずとしても、おやつとしても長年愛されています。
「ハトシ」という不思議な名前は中国後の「蝦多士」に由来しています。「蝦(ハー)」は海老、「多士(トーシー)」はトーストを意味しています。ハトシはそんな「蝦多士(ハートーシー)」から生まれた呼び名です。
今では、アジのすり身やチーズ入りのもの、ロール状にした「ハトシロール」などアレンジしたものも生まれ、地元で愛されています。
ハトシの実食レビュー
都内のスーパー(ライフ)のご当地コーナーにて税抜498円で購入。食パンを4等分したうちの3個分が入っています。
揚げ物なのでやはりカロリーが気になるところ…1個当たりどれくらいになるのか計算してみました。
重さをはかったところ、1個85gなので、1個当たりのカロリーは240kcal弱ということになります。3個すべて食べれば、700lcak以上です(汗)。
カロリーは気にせず、食べてみましょう!冷蔵保存していたので、温めます。電子レンジで600W・1分30秒加熱した後、オーブントースターで160℃・2分(片面1分ずつ)加熱してサクサクにしました。
まずはそのまま…おいしい!海老の風味がしっかり効いています。衣のサクサク感とジュワっと油が染みたパンのおいしさが口の中に広がってたまりません。
海老カツバーガーのような味わいだけど、それよりもガッツリ、タイのエビトーストに似ています。
次に、いろいろな調味料をつけて食べてみたいと思います。試したのはこちらの6種類。ソース・マヨネーズ・ケチャップ・しょうゆ・酢・からしです。
ソース
おいしいです、もちろん合います。でも、ソースの味が勝ってしまって海老の風味が弱まって”ソースをかけた何かのカツ”という感じになってしまいます。
マヨネーズ
こちらも合います。海老カツバーガー感がより強くなります。そして揚げ物×マヨネーズ=油×油なので、かなりコッテリ重めになるけどおいしいです。
ケチャップ
合わないことはないけど、マヨネーズやソースの方が合います。揚げ物にケチャップなので、フライドポテトを思い出す味です。
しょうゆ
一気に和風になります。味は合うけど、衣のサクサク感が損なわれるのが少し残念です。
酢
かなりさっぱりして、個人的には好きです。海老の風味の邪魔もしません。酢もしょうゆと同様に、衣のサクサク感が損なわれるのが残念。
からし
これはいい!海老の風味も生きているし、からしがアクセントになって口に清涼感を与えてくれます。とんかつとからしが合うのだから、当然かもしれません。
◎結論
・第1位 そのまま
・第2位 からし
・第3位 マヨネーズ
結果、そのままが1番でした(笑)!海老の風味がしっかり感じられるので、そのままが1番おいしいと思いました。何もつけなくても、十分味がするのでおいしいです。
ただ、すり身の味がやさしいので、味の濃い調味料は海老の風味に勝ってしまいます。そういった意味で、からしとマヨネーズは脇役として働いてくれるので、ハトシに合わせるのにおすすめです。
ハトシはどこで買える?
ハトシは、長崎市内の練り物店や中華街、浜町アーケード、長崎空港で購入できるほか、県内のスーパーやデパ地下で取り扱っていることもあるそうです。
県外では、長崎県のアンテナショップや長崎・九州ご当地フェア等、通販でもで購入きます。
その他買える場所
・長崎県内のスーパー・デパ地下
・長崎空港
・ご当地フェア等のイベント
・日本橋長崎館(東京・日本橋)
通販はこちら
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