熊本県のソウルフード「太平燕」のインスタント麺をお取り寄せした実食レビューです。
太平燕について
太平燕(タイピーエン)は熊本県民が愛してやまない麺料理。野菜や海鮮、豚肉など具だくさんで見た目はチャンポン、でも麺には春雨を使ったヘルシーで栄養たっぷりの名物グルメです。
熊本では、中華料理店や家庭で食べられるのはもちろん、学校の給食にも出てくるソウルフードです。
そもそも太平燕は、100年以上前に中国福建省の華僑が長崎にわたってきた際に伝わったものとされています。そこから日本の食材に置き換えられ、アレンジされたものが現在の太平燕です。
その昔、太平燕は九州全体に広がっていたとされていますが、なぜ熊本名物となったのか、はっきりしたことはわかっていないようです。
インスタント太平燕の実食レビュー
今回、わたしが購入したのは熊本県菊池郡菊陽町のラーメンチェーン『重光産業』のインスタント太平燕です。重光産業は熊本ラーメンを提供し、県民なら知らない人はいない『味千ラーメン』を熊本を中心に全国に展開しています。
2食入りで税込650円。1食あたり207kcalとヘルシーなのがわかります。
作り方は簡単で、袋の裏面通り順番にお鍋に入れていけば完成のようです。
袋の中身はこんな感じ。春雨・液体スープ・粉末調味料・乾燥具材が個包装で2つずつ入っています。
乾燥具材は、量は少ないけどエビがインスタントにしては大きめで嬉しいです。
とはいえ、具沢山にしたかったので野菜炒めもつくっておきました。
2食分まとめて作っていきます。お鍋は1500mlのもので十分です。
まずは春雨を入れた水を沸騰させ、そこに液体スープ・粉末調味料・乾燥具材を同時に入れて1~1分30秒ほど煮込めば完成です。めっちゃ簡単!
2食分だとこんな感じで、やっぱりもっと具材がほしいなぁという感じ。
先につくっておいた野菜炒めと卵をのせるとこんな感じで、一気にそれっぽくなりました。笑
見た目はちゃんぽんのような感じです。本場は味玉ではなくフーヒータン(揚げ卵)らしいです。おいしそう…。
麺はこの通り、透き通る春雨。では、ついに実食です。
スープおいしい!!豚骨と鶏の旨みとコクがあり、でも後味あっさりのクセのないスープです。スープが重くないから春雨とよく合います。春雨も所定時間よりゆですぎてしまいましたが、やわやわにならずツルツル感も歯ごたえもちゃんと残っていました。
最初は、スープがやや濃いかなと思っていましたが、水分を含んだ春雨になじんでいくのか(はたまた自分が濃さに慣れたのか)食べていくうちにちょうどよくなりました。
ヘルシーだけど、とんこつなので食べた気になれるのもいいですね。ただ、具材を自分で足さないと太平燕だけでは満腹にならないです。ランチならそのままこれだけでもいいけど、夕飯にするなら具材を足すなりおかずを足すなりしたい感じです。
また、『とんこつには高菜漬け!』と思い途中で足してみましたが、個人的にはない方が美味しいと思いました。あっさりスープなので、高菜漬けの独特な香りと酸味が邪魔してしまいます。
まとめると、すごい美味しかったです!夫もまた食べたいと言っていました。ちゃんぽんのような『食べたー!』という感じはありませんが、しみじみ『美味しかったな~』となる優しい美味しさです。
全国にももっと太平燕を出すお店が増えてほしいです。
インスタント太平燕はどこで買える?
重光産業のオンラインショップのほか、通販サイトでもお取り寄せできます。重光産業以外にもインスタント太平燕を出しているところがあるので、食べ比べてもいいですね。
重光産業オンラインショップ:味千ラーメン公式通販サイト
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