冬においしいぶどう「スチューベン」を実際に食べてみた【実食レビュー】です。
スチューベンについて
スチューベンは、ニューヨーク生まれの冬ブドウです。「ウェイン」と「シュリダン」の交配により、ニューヨーク農業試験場で1947年に生まれました。
5年後の1952年には日本にも紹介され、今では全国の生産量8割を占める青森県(主に津軽地方)の特産品になっています。青森県津軽地方はニューヨークと緯度が同じで気候が似ており、栽培に向いていることから多く生産されるようになりました。
たいていのブドウの旬は夏・秋であるため、年末から冬の間は店頭から姿を消すなか、スチューベンは冬に美味しく食べられます。
スチューベンが冬に美味しく食べられる理由は、その貯蔵性の高さです。低温貯蔵で数ヶ月持つので、収穫の最盛期は10月初旬~中旬ですが、2月いっぱいまで食べることができます。
貯蔵性も大事だけど、1番大事なのは味ですよね。スチューベンは糖度20度前後の甘さがあるのも魅力のひとつです。誕生当時の主力「キャンベル」(糖度14度ほど)に代わる甘いブドウとして次第に浸透していきました。
特徴
・冬でも美味しく食べられる、高い貯蔵性
・糖度20度前後の甘さ
・寒冷地で育つため、農薬も最小限に抑えて栽培
スチューベンの実食レビュー
果皮は濃い紫色で、粒の大きさは巨峰より一回り小ぶりです。
果実は一般的なぶどうと同じ色合いで、比較的、皮と実を剥がしやすいです。
どのぶどうも共通して言えますが、皮と実の間が最も甘く、スチューベンも例外ではありません。なので、皮は飲み込まなくても皮ごと口に含んで食べるのがおすすめです。
実際、皮ごと食べてみると、すぐに強い甘みがきます。ただ、種アリぶどうで種の周りはしっかり酸味があります。種を出そうとするときに酸味を感じるので、最後は口が酸っぱく終わります。
酸っぱく終わるので、また甘みを求めて1粒→酸っぱい→甘い…の繰り返しでどんどん食べてしまいます。種がなければとても甘くて完璧なのにな、と思ったりもしますが、強い甘みが逆に飽きてしまうのかもしれません。
ちなみに、地元の青森では実を噛まずにそのまま飲み込む人もいるようです。なるほど、酸味を感じずにいただけます。わたしはなんとなく種を全部飲み込む勇気がなかったので、時どき噛まずに飲み込んで甘みだけ感じに行く、みたいな食べ方をしました。笑
感想をまとめると、酸味はあるけど甘くておいしいぶどうです。個人的には種があるのは少し面倒だと思ってしまいますが、それでも噛んだ瞬間の甘みを思い出すとリピートしたいなと思うぶどうでした!
スチューベンはどこで買える?
青森県内のスーパーはもちろん、その他の地域でもスーパーや八百屋さんに取り扱いはあるようですが、近くのお店で見つけられない場合は通販でも購入できます。
スチューベンを買えるところ
・スーパーや八百屋
・青森県のJA直売所や道の駅
Yahoo!ショッピング
食べチョク
ポケットマルシェ(ポケマル)
スチューベンのジュースもあります
以上、スチューベンの実食レビューでした!口に含んだ瞬間の甘み、ぜひ実感してみてください。
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